【bashrc】 MacとLinuxのちがい

qiita.com

bashの設定ファイル
いろんな記事に、~/.bashrcファイルに設定を記述して、~/.bash_profileファイルから読み込ませる、と書いてあります。
結論からいうと、この方法が正しいです。
しかし、macOSには、最初はどちらのファイルもありません。どうやってデフォルトのプロンプトを指定しているのだろう、と思ってしまったのが運の尽きで、時間を無駄に費やしてシェルの仕様を勉強してしまいました。

~/.bashrc、~/.bash_profileについてはこちらにLinuxの良い解説があります。
.bash_profileと.bashrcについて by @shyamahira
ここには、

とくに、Linuxデスクトップ環境では、テスクトップ上で新しいコマンド端末を開いた際は.bashrcのみが実行されます。

と書かれています。

macOSはLinuxデスクトップ環境とは異なるようです。
macOSのターミナルで新規ウィンドウを作ると、毎回~/.bash_profileが実行され、~/.bashrcは実行されません。
ターミナルのプロンプトでbashと打つと、子プロセスとしてbashが起動し、そのときは~/.bashrcが実行されます。
このため、~/.bash_profileから~/.bashrcを読み込ませれば、どちらの場合でも/.bashrcが有効になります。

macOSのbashのデフォルト設定
さて、macOSのbashのデフォルト設定はどこでされているのでしょうか。
調べていたら、Appleの公式ドキュメントに以下の記述がありました。

~/.profile: 全ログインシェルで自動的に実行される。
~/.bash_profile: .profileと似ているが、bashでだけ実行される。
~/.bashrc: ログインしないbash (コマンドラインでbashと打つか、#!/bin/bashで始まるスクリプトを実行)のときに実行される。

出典:Login Script

しかし、~/.profileファイルも存在しませんでした。

Qiitaでこちらの記事もみつけました。
.bash_profile ? .bashrc ? いろいろあるけどこいつらなにもの? by @hirokishirai
しかし、OSについての記載がないのと、~/.profileの説明が上述のAppleの記載とは違っていたりして、より闇が深まってしまいました。
でも大事なヒントが得られました。/etc/profileです。